障害を持つ子どもたちの未来を繋ぐワークセンターゆめ

2025/01/20

story

自分たちで働ける場所を作ろう

ワークセンターゆめさんは、1985年に障害を持つお子さんのお母さんたちが、特別支援学校の卒業後に子どもたちの働く場所がなかったため、「自分たちで働ける場所を作ろう」という思いのもと立ち上げたことから始まりました。立ち上げ当初は「三鷹第1作業所」という名前でしたが、障害者福祉のルールが変わる中で、「作業所」から「事業所」として形を変えていきました。

理事長の思い

理事長は、障害者福祉の世界を最初は全く知らなかったけれど、資格の取得をきっかけに作業所を知って働き始めました。
接し方が分からない中で、利用者一人ひとりの個性に合わせた対応にやりがいを感じたそうで、利用者の笑顔は理事長の励みになっているそうです。
特別視せず、幼馴染みとの関わりを通じて自然と障害者福祉の世界に触れ、現在も支援者として活動を続けています。

太宰治生誕100周年記念のハンカチ

2009年に、太宰治生誕100周年を記念してハンカチを製作。
三鷹市のロゴを使用したこのハンカチは、当初は学校や市役所の刺繍をしていたミシンで製作されていました。
現在は、三鷹市内の「星と風のカフェ」や「文学サロン 高山」で販売されています。

長く使ってもらえるように丁寧に仕上げました

このハンカチは障害を持つ人々が、ワークセンターゆめさんで一つずつ丁寧に作り上げています。
長く使ってもらえるように国産の糸やタオルを使用するなど材料にもこだわり、密度の濃い仕上がりです。
一時は販売を中止していましたが、再開を望む声が多かったことを受けて、新しいミシンを購入しました。
現在は製作、販売を再開していますので、ぜひお手に取ってみてください。
障害を持つ人々の未来をつなぐ場所であるワークセンターゆめさんで、一つずつ丁寧に作り上げられたハンカチの売り上げは利用者の給料だけでなく、やりがいにもつながっています。

店舗情報
住所:東京都三鷹市下連雀4-15-18
電話番号:0422-48-8843
公式サイト:http://www.hana-yume.jp/